脳卒中をはじめとする麻痺のリハビリを行っていく上で、大きな問題になっていること。
それは、『リハビリを行っている期間中は麻痺が改善しているものの、卒業すると麻痺の状態がまた元に戻ってしまう。』というものです。
これは逆にいうと、理学療法士や作業療法士といったリハビリに携わるプロが常にリハビリをし続けなければ改善した状態を維持できないということです。
少しでも日常生活を快適に過ごすためにリハビリを行い麻痺の改善を図ったにも関わらず、卒業した途端元の状態に戻ってしまうようでは、生涯にわたって常に療法士が在中するリハビリ施設に通い続けなければならなくなります。
これでは、本当の意味で麻痺を克服したとは言えないのではないかと私たちは考えています。